１０歳の隆也へ
まず、生まれて来てくれてありがとう。
ほんと、ありがとう。
いろいろ思い出すよ。
リュウヤを授かるまでに、1年かったんだったなぁ。
パパは２０歳で、ママは２２歳だったから、なんとなく、すぐに授かるよーな気がしてたから、心配になっちゃって、産婦人科に相談に行ったっけな(や、行ったついでに相談したんだっけな？)。
命って、尊い。
その意味が始めてわかったよ。
簡単じゃないんだね。
リュウヤが生まれた頃は、正直、パパとケンカばっかりしてたなー。
まだ、いろんな事がきちんとできていないまま、親になってしまったから、戸惑う事ばかりだったんだね。
とりあえず、パパしか運転できない赤いミッションの車を売って、黄色の小さい車を買って、バンドもやめて、パパは新しい仕事を始めて、ママはノエビア始めて、とにかく、リュウヤと生きていくベースを創ることに必死だった気がする。
ちゃんとあなたに伝わってるかな？ 愛してるって伝わってるかな？
男の子なのに顔が丸くて白くて、１歳過ぎても体重が８キロくらいだって、細くって、小さかったリュウヤ。
今も、身長も体重も平均のギリギリ『痩せてる』ライン(痩せすぎではない( ´ ▽ ` )ノ)だけど、体はめっちゃ元気で、小学校入ってからずっと皆勤賞。
４年生になって、年長から始めたスイミングをやめてサッカー始めて、もぉ真っ黒で、どっから見ても『男子』なリュウヤ。
時々、好きな女子の話もしてくれるけど、基本的に無口なリュウヤ。
この前ひぃちゃんが、病院に行くのを怖がったら、友達と遊ぶのをやめて、『しょうがないなー』って、一緒について来てくれたリュウヤ。
練習嫌い。宿題大嫌い。 友達と先生大好き。
ピアノも公文もサッカーも辞めないと決めているリュウヤ。
(じゃぁ、練習しろって！！！！！！！！）
そんで、反抗期に少しずつ入ってきたなぁ、リュウヤ・・・。
『ご飯食べなさい、歯磨きしなさい、宿題しなさい』 って言うママに、
『Urusai Kusobaba！！Damareya Boke！！』 って返事するリュウヤ！！
パパの言う事は、気をつけして、体育会系バリに 『はい！』 って、返事するリュウヤ！！
まぁ、すっかり、しっかり、ほんとに、大きくなっちゃったな。
まぁ、そんな時期も乗り越えて行くよ。
リュウヤに起こる全ての出来事は、ママにとっても初めてで、１０年たった今でも、こんな感じだけど、いつかリュウヤが大人になって、
「オレの家族サイコー」
って思えるように、これからの１０年、パパもママも、もっともっと頑張るよ。
誕生日当日は左手の火傷の定期健診。
皮膚移植まで、あと何年かなぁ？ 命に関わる事じゃないけど、やっぱ、手術だし、移植だし、全身麻酔だし、怖いし心配。
パパ、その日は絶対仕事休んでよ。
コメント