お肌の新陳代謝(ターンオーバー)
一番外側にあり、お手入れにもっとも深いかかわりをもつのが表皮です。
この表皮の一番下の基底層で新しい細胞がつくられます。
その新しい細胞は少しづつ形をかえながら有棘層(ゆうきょくそう)に上がり、さらに顆粒層(かりゅうそう)に上がり、最後に角質層に押しあげられアカとなってはがれ落ちます。
基底層でできた新しい赤ちゃん細胞が、上へ上へとのぼっていき、表面に出てアカとなってはがれ落ちるまでの生まれかわりを、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)といいます。
このサイクルは若くて健康なお肌で 28日間と言われていますが、年齢とともにサイクルが乱れ、新陳代謝日数が長くなってしまいます。
そうなると、古い細胞がたまっていき、肌はくすみがちになり、固くなってしまいます。
赤ちゃん細胞がどんどん生まれるようにしてあげるには、マッサージによって、お母さん細胞に栄養を与えてあげ、血行をよくしてあげなければなりません。
どこの美容部員さんや、エステティシャンさんなどプロの方に聞いても、「毎日のマッサージは必要不可欠」と言われるのは、そのためです。
そして、生まれた赤ちゃん細胞がお肌の上に出てこられるようにするには、週に2~3回ほどのパックで古い角質を取り除いてあげることが必要です。
ただし、はがす時に痛みを感じるタイプのパックは、当然、このわずか0.2mmの薄い表皮を傷めることになりますから、やらない方が無難です。
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