【植物成分図鑑】ウイキョウ(フェンネル)
ウイキョウ(フェンネル)
ヨーロッパ原産のセリ科の植物です。独特の香りを持ち、香辛料としても使われる実の部分を使います。お肌にうるおいを与えるとともに、紫外線を浴びたお肌をいたわる効果が知られています。
【参考】ウイキョウエキス
ウイキョウの果実から得られるエキスである。
ヨーロッパではウイキョウの果実をフェンネルとよび、魚や肉料理やピクルスの香辛料として用いられている。
ウイキョウエキスの果実に含有される精油の主成分はアネトールで、ほかにフェンコン、ピネン、アニスアルデビドなどであり、またリノール酸など脂肪油をも含む。漢方薬として、健胃消化薬、鎮痛薬の処方に配合されている。ウイキョウエキスには、紫外線による老化の促進を抑制する作用が報告されており、化粧品にも広く使用されている。近年、紫外線障害の修復で、DNA修復活性を高めて細胞の突然変異を防ぐ作用が見出されている。 ≪「化粧品成分用語事典2003」-植物抽出エキス167~168 ページより一部引用≫