もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら ベストセラーにもなっているようなので、知っている方も多いと思いますが
随分前に「おもしろいよ~」借りていたのですが
なかなか読む時間がなく、このお休みの二日間でやっと読むことが出来ました
実在するピーター・F・ドラッカーの
「マネジメント」と言う、世界で一番多くの人に読まれたビジネス本を参考にしながら、それほどの力の無い野球部を甲子園を目指してマネジメントして行く・・という本です
ドラッカーの「マネジメント」は、この本ではじめて知りましたし、本屋さんで見かけても、「難しそう
」と敬遠し絶対に手に取る事はなかったと思いますが、読んでみるとただ理論的な事だけではなく、血が通っている本だから、世界中で読み次がれているのだろうと感じました
「もし高校野球の・・・読んだら」は、マネジメントについても分かりやすく、小説的にも良く出来ていて、最後は感動もあり
とっても面白い本でした
自分のお仕事に置き換えても読めて、自然にやれている事だったり、新たな気付きがあったりと参考になりました
私が特に印象深かったドラッカーの言葉を二つを紹介します
「あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。・・・・・成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中の事ではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、間違いや失敗をしない者を信用してはならないことである。それは見せかけか、無難な事、下らないことしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みが無い事を評価してはならない。そのような事では、意欲を失わせ,士気を損なう。人は優れているほど、多くの間違いをおかす。優れているほど新しい事を試みる。」
「組織構造は、組織の中の人間や組織単位の関心を、努力ではなく成果に向けさせなければならない。成果こそ、すべての活動の目的である。専門家や能吏(事務能力が優れいること)としてでなくマネージャーとして行動する者の数、管理の技能や専門的能力によってではなく成果や業績によって評価される者の数を可能な限り増やさなければならない。成果より努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。仕事の為ではなく、成果の為に働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来の為に働く能力と意欲を生み出さなければならない・」 なかなか手厳しく、そして深い言葉でした。
この本を読みながら、思い出したことが・・
前に保険会社の、会社の中でも3%とか5%に入ると言う、優秀なトップセールスマンの方とお話しする機会があった時に、相手の方がとってもお仕事熱心だったため、外では珍しく仕事の話しになり質問にあれこれとこれと答えていたら、「誰々の本は読んだ事があるか?」と何人かのビジネスマンの間では有名な人を何名かあげられましたが・お恥ずかしながら
お名前すら知らず、当然読んだ事は無く、その方いわく、多くの優秀なビジネスマンが本を読んだり、講演を聴いたりしているのだけれども・・なかなか、そのようには出来ないのが、悩みなんだとか・・それを、頭ではなく自然に出来ている事は凄いし、貴重な時間になったと言って頂きました。商売や経営にド素人の主婦がノエビアのお仕事を通して、様々な事を身を持って学び成長していけてる事・・先日のブログにもありますが、オリンピック選手のように、努力と根性そして感動!!を味わえたり、ビジネスマンのノウハウを学べ気持ちが分かったり・・改めて、ノエビアのお陰で人生を数倍楽しませて頂いている事を実感
させられます。
活字ではなく、人を通して、日常の出来事を通して、学ばせて頂けている事に感謝です
この本の主人公のみなみちゃんの「マネジメント」のように私にも心の教科書があります
自身を引っ張ってくれる絶対的な存在がある事で、行き詰まったり時に背中を押してくれたり、自己中心で傲慢になってしまうのを防げたりしますね
またまた、長くなってしまいました~