| 本源の美の世界 2006年02月13日(月)
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京都で開催されていた「柳宗悦の民芸と巨匠たち展」に行ってきました。
最初のコーナーの柳宗悦さんの「朝鮮の友に送る書」を読んでいると胸にせまってくるものがあり、涙涙でした。
感銘を受ける作品が多かったのですが、特に地元奈良出身の富本憲吉さんの作品に惹かれるものがありました。
富本憲吉さんの作品の中にある上品な美しさ、繊細な美しさ、そしてそれを追い求めてやまない気持ちが感じられ、共感するところがあったんでしょうか。
富本憲吉さんは自分のその思いに従い、作家としてその作品を作りつづけ、人間国宝となられましたが、心のどこかで民芸運動から離れてしまったことに一抹の寂しさを感じておられたのではないのかなあ、とふと思いました。
一方、河井寛次郎さんの作品にはそのような思いが一切感じられず、ただただ素直に自分の思いから離れて作品を作られたのだ、と今回改めてそのすごさを感じました。
寛次郎さんには自我の思いが一切なく、美を追い求めるのではなく、あるがままの美をそのままに表現され、作家や名声という立場に対する一切の執着から離れて、あくまでも陶工として作品を作り続けられた、この姿勢がスゴイです。
寛次郎さんの言葉で「美をおっかける世界から美がおっかける世界に」というのがあります。
これってどういうことかなあ、作品をみても今までよくわからなかったのですが、作品をみているとなんとなく伝わってくるものがあるような気がしました。頭で考えることではないのでしょうね。
「美を表現したい」というところから作品をつくるのではない、すでにある美をあるがままに素直に作っておられた、というのはすごいことなんだと改めて思います。
私はいつも心の奥で美を追い求めてきたように思います。
美醜を越えたところにある本源の美の世界、そういう本物の美に触れることがとても幸せだと思いました。
玄妙庵では尾崎元海先生の書による本源の美の世界にふれていただくことができます。
興味の有る方は、天奏家 尾崎元海の世界で検索してHPをごらんください。 |
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