食物繊維
食物繊維とは
食品中の成分のうち、人の消化酵素で消化されにくい成分のことをいいます。
はたらき
水溶性食物繊維 → 水に溶ける。
・ ヌルヌルとした粘性があり、保水性が高い。
・ 糖分の吸収速度をゆるやかにするので、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
(インスリンの分泌が無理なく行われるということなので、糖尿病の予防や治療に大いに役立ちます。)
・ 血液中のコレステロール値を減少させて、動脈硬化症や胆石症を予防すします。
不溶性食物繊維 → 水に溶けない。
・ ガン性物質などの、腸内の有害物質を体外へ排出させます。
不足すると
・ 便秘になりやすい。
・ 大腸ガンなどの大腸の病気になりやすくなってしまいます。
(食物繊維は多くの効能があるため、五大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)に続く、「第六の栄養素」として、大変重要視されています。高タンパク・高脂肪に傾きがちな現在の日本の食生活において、不可欠な栄養素なのです。)
(食物繊維は、過剰摂取すると下痢の症状を引き起こしてしまい、必要なミネラル分まで排出させてしまうので、注意が必要です。)
成人1日あたりの目標量
20g
17~18g
多く含まれる食品
アボカド、いちご、いちじくかき、キウイフルーツ、ブルーベリー、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれんそう、カリフラワー、ひじき、きくらげ、くり、玄米、ごぼう、ごま、寒天、こんにゃく、こんぶ、あずき、納豆、黒豆、ピーナッツ、
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